街中でよく見かけるアルミ縞板
縞模様が入っているアルミ製の板
アルミ縞板というのは、縞模様が入っているアルミ製の板のことを指します。縞模様が描かれている部分は凹凸になっているのが特徴です。
縞模様と言っても、長い線で縞を描いたような模様ではありません。短い縞が互い違いの向きでたくさんちりばめられているものがほとんどです。
アルミ縞板を見て、なぜそのような凹凸のあるデザインに作られているのか不思議に思う人もいるかもしれません。
アルミは銀色に光ることもあり、縞板のデザインとよくマッチしてかっこよく見えることもあるでしょう。
しかし、見栄えを良くするためにそのようなデザインにしているのではありません。アルミ縞板に凹凸があるのは、滑りにくくするためです。
金属製の板は凹凸がないと、かなりよく滑ります。歩く場所などに、敷いていると転んでしまうこともあるかもしれません。安全のために縞板を敷いているというケースが多いです。もちろん見た目がかっこいいので、DIYなどで縞板を使うのもいいでしょう。
どんなところにアルミ縞板が使われているのか
街中を歩いていると、意外とよく縞板を見かけるでしょう。普段は縞板を意識して街を歩く機会はないかもしれませんが、少し見渡してみるとすぐに縞板が目に付きます。
例えば、側溝の蓋を見てみましょう。コンクリート製の蓋が多いですが、ところどころに銀色の縞板が使われていることが多いです。縞板の蓋なら雨が降っているときでも、滑って転ぶことはほとんどありません。
また、非常階段などにもアルミ縞板が使われていることがよくあります。非常階段は通常屋外に設置されています。緊急時に滑って転落することがないように、滑りにくい縞板が役立つのです。アルミ製なら雨風にさらされて錆びることもありません。
店舗の入り口などでもアルミ縞板がよく使われています。
段差があるところに縞板のスロープを設置しているのもたまに見かけるでしょう。縞板のスロープがあれば、自転車なども簡単に通れます。
乗り物の乗車口などにも転倒防止のために縞板を敷いているケースが多いです。